キレやすい子どもが心配 その原因と解決法とは?
イライラしているのは、自律神経の乱れサイン?!
「子どもがキレやすくて困る」
「すぐ怒るので、友達とうまくできているのか心配」
そんな悩みはありませんか。
お子さん本人も、その「キレやすい」状態を望んではいないでしょう。むしろ、「どうしたらいいのかわからない」という、子どもからのサインかもしれません。
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を知ろう
イライラの原因は、三大神経伝達物質のひとつである「セトロニン」に関係があるのかも。別名 幸せホルモンと呼ばれるセトロニンは、分泌されることにより、心の安定が保たれると言われています。他にも、様々な効果が期待できます。
・心のバランスを保つ
セロトニンは、脳の大脳辺縁系に作用することで、集中力の低下やイライラを解消し、心が安定した状態になる効果が期待されます。
・自律神経を整える
自律神経とは、内臓の働きや代謝、体温など体内の環境を整える神経です。自律神経には、活動時の「交感神経」と休息時の「副交感神経」があります。
セロトニンは自律神経のバランスをとる役割があり、セロトニンが交感神経に働きかけると、起きている時には、すっきりした意識にしてくれ、休む時には副交感神経が働きリラックスできるようになります。
一方で、このセロトニンが不足すると、自律神経が乱れ、感情が不安定になります。自律神経が乱れると、起きていてもすっきりしなかったり、なかなか寝付けなかったりして、身体や心に不調を招くことになります。
・よい姿勢を保つ
セロトニンは、重力に対して姿勢をよく保つための筋肉(抗重力筋=背中、首、まぶたなど)に働きかけます。セロトニンが不足すると猫背になったり、表情がどんよりしたり、弱々しい歩き方になります。
「セロトニン」を増やして、自律神経を整えよう
セロトニンを増やすには、意識的に生活習慣の見直しが必要です。
・太陽の光を浴びる
・規則正しい生活
・質のいい睡眠
・適度な運動
・正しい姿勢
現代の子どもたちは、遊び方や生活習慣の変化による運動不足や睡眠不足が懸念されています。
また、勉強やゲームなどで、猫背やずっと同じ姿勢でいることは、呼吸を浅くさせます。イライラした時には、呼吸が浅くなっていることが多いので、一度深呼吸をしてから、正しい姿勢を意識することが効果的です。
まとめ
自分の気持ちがコントロールできるようになると、落ち着いて相手に気持ちを伝えたり、やる気が出てきたりするので、何よりも子ども自身が生きやすくなります。
特に子どもが小さいうちは、親が意識的に子どもの生活を整え、成長中の身体と心を守ってあげましょう。
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