子どもの机や椅子の高さを見直して、正しい姿勢に
高さの合わない椅子や机を使っていませんか?
正しい姿勢を保つためには、子どもの発育に合わせて、机と椅子の高さを調整することが非常に重要です。
子どもの姿勢が悪い原因は、高さの合わない椅子や机にあるかもしれないからです。新しく学習机を購入する際や、子どもの姿勢が悪いなと思った時に、ぜひ参考にしてください。
実際に座って、3つの項目をチェック!
実際に子どもが座って確認できる場合は、以下の3つの点を確認しましょう。
① ひざ、腰、腕の3つの角度が90度になっている
② 机と足の空間に余裕があり、大腿部が自由に動かせる
③ 足の裏全体が床(または足台)に着いている
これらの条件が合った高さの椅子や机でないと、姿勢が悪くなり、視力の低下や肩こり、注意力の散漫などにつながります。
子どもの 椅子・机の高さってどう選ぶ?
机や椅子を選ぶ際には、経済産業省が定める日本工業規格(JIS)に基づく、「子ども用椅子と机の適合サイズ基準」も、参考になるでしょう。日本の小中高校で使用されている机や椅子の使用実態を反映させ、2011年に「新JIS規格」として改訂されました。
実際には座って確認することが必要ですが、子どもの身長に対してこの基準に合ったものを購入する目安とするとよいでしょう。
子どもの学習机や椅子を選ぶポイント
現在のお子さんの身長に合った机や椅子を選んでも、成長する度に買い換えるわけにはいきませんよね。文部科学省が行っている「学校保健統計調査」によると、小学生の6年間の間に、身長は平均で約30cmも伸びています。
ですから、小学生で机や椅子を選ぶ時には、高さが調整できるものを選ぶといいでしょう。
・学習椅子
座面だけでなく足台も調整できるものが、よりおすすめです。
ポンプで簡単に高さが調整できるものもありますが、回転キャスター付きの椅子は、安定性がなく、落ち着いて座っていられないことが多いので注意が必要です。
・ダイニングチェア
ストッケのトリップトラップなど、足台付きの高さ調整可能な椅子がオススメです。最近では、リビング学習をする家庭も多く、食事だけでなく勉強時にも同じ椅子を使用することが多くなりました。足台が広く、安定しているので、正しい姿勢で座りやすいです。
・クッションと足台で調整
既にお持ちの椅子が調整できない場合は、クッションや足台を用いて高さを調整し、必ず足裏の全面が接地するようにしてあげましょう。
まとめ
机や椅子の高さが合うと、正しい姿勢を保ちやすくなります。
正しい姿勢でいることのメリットはたくさん。座る時間が増える小学生の時から、適切な高さの椅子を用意し、正しい姿勢で座る習慣をつけるようにしましょう。
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