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体力低下と姿勢の関係

⽂科省も取り組む「⼦どもの体⼒低下」問題と姿勢について

子どもの体力低下は、国全体の問題に?

日本では、近年、子どもの体力が長期的に低下傾向にあります。⽂部科学省が昭和39年から行っている「体力・運動能力調査」によると、⾛る⼒・投げる⼒・握⼒などの運動能⼒は、全年代において⻑期的に低い状態から回復していないそうです。

学校の朝礼中に倒れる、机に突っ伏すなど教室できちんと座っていられない、常に疲労を訴える……など、以前とは異なる⼦どもの状況も明らかになってきています。文科省はこれらの状態を憂慮し、子どもの体力低下を国全体の問題として「⼦どもの体⼒向上のための総合的な⽅策について」の取り組みを実施しています。 国として国⺠の健康を守るべく、体⼒の向上を⽬指しているという現状です。

運動する子としない子、体力水準の⼆極化

⽂科省では、全国的な⼦どもの体⼒の状況について把握・分析することを⽬的として、「全国体⼒・運動能⼒、運動習慣等調査」を実施しています。

この調査によると、「体育以外では全く運動をしていない」という⼦どもの割合が多く見受けられています。
また、⼀週間の総運動時間を集計したところ、運動をしない子と、習慣的に運動をしている⼦どもが二極化しており、それに伴う体⼒水準の⼆極化傾向が明らかであるということです。

体⼒向上の観点からは、⽇常的な運動時間の増加が最も重要ですが、運動が苦⼿で体⼒の低い児童⽣徒に対して、運動習慣を⾝に付けさせることは容易ではありません。そんななか、⽣活習慣の改善を通して、体⼒の向上につながる取り組みという事例があります。特に運動が苦⼿で体⼒の低い児童⽣徒に対しては、⽣活習慣の改善が初期段階の取り組みとして有効だとされます。

⽣活習慣と体⼒の関係

文科省の全国体力調査の結果によると、睡眠・⾷事・運動の⽣活習慣が、直接体⼒と関係があることとして、以下のことが報告されています。

・睡眠時間が短い児童は、体⼒合計点が低い
・朝⾷を「毎⽇⾷べる」「時々⾷べない」「毎⽇⾷べない」の 3 群で体⼒合計点を⽐較すると、 その順に体⼒合計点が低くなっている
・テレビ等(TV ゲームを含む)の視聴時間が⻑い児童ほど、体⼒合計点が低くなっている

適切な睡眠、朝⾷の摂取、テレビ 等の視聴時間の適正化という⽣活習慣が、体⼒の高低にもつながるという結果となっています。

家庭での⽣活習慣の改善

⽂科省の資料では、地域や学校として、⼦どもの体⼒向上に関して取り組むべきことを記載した上で、 家庭で取り組むべき⽣活習慣を具体的に⽰し、推奨しています。

先にも述べたとおり、毎⽇の朝⾷やバランスのとれた⾷事、早寝早起き、そして毎⽇の運動や思い切り外遊びをするという“健康三原則(⾷事・睡眠・運動)”を徹底するということ。また社会性、道徳⼼、思いやりの⼼を育むためにも家族⼀緒に⾷事をする機会をもつこと。

さらに、適切な⽣活習慣の確⽴と関連して,⼦どもがきちんとした姿勢で過ごすことも、⼼⾝ともに健康に育っていくために⼤切なことであると報告されています。

座る時間が多い⼦どもこそ姿勢改善を始めましょう

もちろん、運動習慣をつけ、⽣活習慣を改善することも⼤事ですが、⼦どもが⾃分で意識してすぐにでも取り組めるのは、姿勢の改善ではないでしょうか。

勉強や⾷事、移動中の電⾞やバスなど、現代の⼦どもたちは多くの時間を座って過ごしています。悪い姿勢は、⾝体の歪みを招き、⾝体の不調につながります。いつもの座っている時間に、「姿勢を正すこと」を意識して改善することが、⼦どもの体⼒向上と健康な⾝体作りにもつながるのです。

まとめ

国として取り組んでいる、現代の⼦どもの体⼒低下問題。 その問題は、いま目の前にいるお子さんの体力低下の問題でもあります。将来の子どもの身体を守れるのは、今一緒にいるお父さん、お母さんです。 ぜひ、お子さんのために今できることは何かを考え、生活習慣や姿勢について見直してみてはいかがでしょうか。

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